さて、今日の考察は「営業マンとしてどうEvernoteを使うか」ということにフォーカスします。例の如く、私は事務機メーカーの営業マンとしての立場で書きますので、業界や職種、職位によっては全く役に立たない内容になるかもしれませんがご容赦ください。環境は会社用のPCはWebでEvernoteを利用、クライアント版は自宅PCにはインストールしてますが、重たいのと画面復旧後ブラックアウトするのであまり使いません。2ヶ月前からプレミアムアカウント(年間5200円をiPhone経由で購入)にしてます。
いきなり、Evernoteの話題に入る前に。このEvernoteを使う前にもじつは同じような機能を持つ高性能ソフトがあったのをご存知でしょうか。古くはLotus Notes、近年はMSのOne noteというソフトがありました。どちらもEvernoteと同じでメモ機能はモチロン、Webのクリッピングや検索など、クラサバソフト、クライアントソフトとしてとても有能でどちらもユーザーでした。特にOne noteはMS製ということもあり、Office Suiteなソフトでとても重宝してました。ただし、そこは時代性が反映されており、ITリテラシーやインフラが必要で誰も彼もというわけには行きませんでした。そこでEvernoteの参上となります。クラウド時代を象徴するようなWeb仕様から始まり、各種OSに対応したクライアントソフトの配布、iPhone、iPadアプリの開発。はたまたそれに関連したガジェットやサブアプリやアプリ間連携など、実に良い時代です。
さて、本題です。こうしたメモソフトや手帳術の書籍など、記入方法や保存方法に関しては「これでもか!!」、というくらい発信、発売されてますね。「Evernoteハンドブック」など買って読んだり、他のものも本屋さんで立ち読みしたりしましたが、どれもテクニカルな内容なので実際の営業活動に活かそうとするとすごくハードルの高い物になっていて、確かにこういう使い方もあるなぁ〜と思います。Twitterの#EvernotejpなどのTLを読むと皆さんオリジナルの使い方をされていて、なるほどといったものが増えているのも事実です。先日のつぶやきにあった「自分の持ち物を全て写真」に撮ってそれをEvernoteに保存。出張や旅行の際の持っていくものリストに使ったりと純粋に「すごい!」と思いました。そうは言っても毎日の営業活動にはあまり関係ないので、やるとしたら時間のある年末年始や夏休み中にでもくらいです。すみません。少しそれました。では、営業マンとしてのEvernoteの使い方ですが、こんなことに使ってます。という前に(引っ張りすぎ)私のInputについて先に書いておきます。
1、Web。メインブラウザがGoogle Chromeなので拡張機能ボタンを配備。気になったらなんでもクリック。タグとかは週末の再編集時につけるのでとにかくスピード優先です。収集方法はGoogleリーダーで毎日200タイトルくらいは読みます。
2、新聞(雑誌)。iPhoneアプリの「DocScanner」を使って朝刊の気になる記事をスキャンしてEvernoteへ送信。日経の企業欄はモチロンですが、有効なのが人事異動欄です。取引先や競合先関係ありそうだなと思ったら電車の中でもどこでもスキャンします。特に夕刊は皆さん見落としがちですが、コラムなどがとてもためになる言葉が多いので、夕食時、お行儀は悪いのですが、食べながらチェックします。私は趣味の将棋の観戦記事もスキャンします。
3、展示会。東京ビックサイトや幕張メッセに行かれていると思いますが、そこに貼られているパネルは非常に有効です。ブースの人に了解をもらってからですが、ここでもiPhoneアプリの「DocScanner」を使ってEvernoteへ送信。
4、社内掲示板。他の営業マンが書いている日報から検索(商品や業界のタグがついているので)してコピペができないので、プリントスクリーンボタンを押してEvernoteにペースト。
5、Googleアラート。言わずと知れた営業マン最強ツール。古い情報も多く、ちょっと的外れなものもありますが、そこは機械のやること。気にせずどんどんEvernoteへ送信。現在登録ワードは30を超えてます。
6、Twitter。最近やり始めましたが、つぶやきの大半は短縮型のURLに変換されていますので、Gmailへ転送します。後で展開して1、で書いたようにクリッピングしてます。つぶやきがそのままネタになっているときはツイートをコピーしてiPhoneならそのままEvernoteアプリを立ち上げてペーストしてます。
さて、これらのInput作業を営業時間の隙間や帰社後のルーティン作業を終えた後など、または帰宅後行い、週末の週次レビューの時間を利用して再編集します。
1、営業先、顧客企業先の情報、自社の競合先や仕入れ先の情報をとにかくInput。週末それらを編集してWordに転記。移動中やトイレ、電車といった手帳を見返す際のことも考えて、A4用紙1枚に収まるように印刷して、手帳上手く収まるように折ってに貼る。Evernoteを外部記憶領域として使い、再度、紙にOutputして使ってます。Input時と編集時に2回最低見ているので大まかな内容は覚えていますが、細かい数値や表などは見れば良いので忘れます。実際の商談でも話題や流れによっては手帳に貼った物をお客様に見せる場合があります。見せ方に注意は入りますが、確かな情報ですし、お客様も「この営業マンはここまでやるのか」といった努力のちょい見せには効果あり。私は手帳に領収書や地図(iPhoneにしてからは無くなりましたが)など何でも貼ってしまうのでこの方法には抵抗なく実践出来ました。また、営業先でヒットした内容には更にポスト・イットを貼って視覚的ブックマーク。ここで重要なのは再編集です。
2、PCなどを持ち出せる営業で、なおかつ営業先でPCも開ける人(今の私はここです)は商談前からEvernoteを開けておくと更に便利です。とにかく検索機能が優れているので、聞いていてわからないことや、その時自分の思いついた言葉を検索へ。また、お客様への質問などを入れる。特に私のやっているデジタルサイネージネタは実績やその効果が気になるところなので、ヒットした先からお客様へ画面を見せます。で、現場で見せた顧客企業名と業界名をその場でタグとして記入します。PCベースになってからは編集作業が楽になりました。元ネタは黒字のまま、自分の意見や加筆などは赤字。Wikipediaや他のWebからの追加の情報などは青字とすることでよりわかりやすくなります。
3、営業会議。だいたい何処の営業部署でも1ヶ月に1回、言い訳や自慢話を延々と続ける営業会議があると思います(苦笑)。そこでもEvernoteは力を発揮します。議事録をとるのにも非常に便利です。また、言い訳話や自慢話を片っぱしから検索して行きます。すると興味あるニュースや事象は体外クリッピングされているのでヒットします。とくに新聞記事もOCRをかけてくれるのでこれが意外と便利。でも、ご注意をEvernoteはあくまでクリップした情報しかないのでGoogleには負けます。(あたりまえですが。)なので営業会議はモチロン、営業先でもGoogleは開いておかないとです。そこで質問や意見などを求められたりしますのでさもわかってる風なことが言えます(汗)。
4、ノートブック名とタグについて。これは簡単。ノートブック名は仕事、目的別にしてます。今週末は娘の運動会があったため週次レビューをお休みしたので未読の量が221と2週間分たまってますが、別に気にしてません。ちなみにノート名の[aNote]〜はiPhoneアプリの「Awesome Note」のノート名です。読んだ後、ノート名を再登録し直します。その後、加筆修正して再度ノート名を再登録します。これらが下の仕事別、目的別に振り分けられて、アーカイブされます。
5、Blogネタ。本稿もそうですが、ブログのネタ帳としては最適のツールになったことがEvernoteを採用しているひとつの理由です、元ネタは黒文字、自分の意見を赤文字、WikipediaやWebからの追加情報を青文字などで加筆修正。これを元にブログを書きます。こちらは終わったら大概は削除しちゃいます。だってブログ見れば済みますからね。備忘録的に取っておきたいものは「Awesome Note」ノートのBusiness HackかLife Hackにアーカイブします。
営業マンにとってEvernoteをOutputを意識して使うのはとても難しいと思ってました。なぜなら、そのままの情報を営業現場で活かすことが出来ないからです。やはり再編集が必要なのと元々自分のアンテナの高さが情報収集の量に比例してしまうので、時間的余裕のない営業マンや車での営業活動がメインの人はその時間がないですから。でも、iPhoneを導入して解ることなのですが、RSSやTwitterを上手に使うことで情報収集量が格段にアップすることが出来ると思います。また、編集にしても同じです。このあたりはiPadのほうがさらに便利なんでしょうけど。また、情報の再編集はGTDの週次レビューと同等のレベルで行うことが必須です。週末どうしても忙しい方は金曜日の深夜を使うしかなさそうですけど。朝方の人はメール処理後この編集作業の時間をルーティンに入れてはいかがでしょうか。やはりどんなも情報はそのままでは使うことが難しいので自分というフィルターを通して再編集することで使い易い情報に加工する必要があると思います。クリッピングするかしないかの判断は迷ったらクリッピングですし、こんな内容の事を営業先で話したい、といったわがままから始めるのが良いと思います。だって自分のことですから。Outputを意識したInputを心がけた方がより有効だと言うことも分かってきましたが、それだけではやはり漏れがあるので気になったら何でもクリッピングで良いのだと思います。書いていてやはり気がついてしまったこととして、営業現場でEvernoteを使うのは厳しいなぁと言う事です。Evernoteはあくまで外部記憶装置で営業現場では自分の脳味噌に叩き込むしかなさそうですね。でも企業戦士なら誰でもやっていることをEvernoteを使って効率的に更にストレスフリーな状態に保つことができるので、思う存分忘れられるのが気持ちイイです。これらに実際に出会った人からの情報を手帳に買いたりしますが、当然そのまま「DocScanner」を使ってEvernoteに送信します。
また、全体朝礼や打ち合わせでのメモはFastFingaを使って、これまたそのままEvernoteに送信してます。ってこうして書いていくとどうしてもInput寄りの内容になるということはEvernote本を書いている人たちと同じだということに気がついてしまいました。もう少しOutputにフォーカスした内容が書けると思ったのになぁ・・・
最後にGmailがEvernote的に使える的な内容のブログや記事が有りますが、読んでは見ましたがやはりピンと来ませんでした。確かにGmailの検索機能は素晴らしいですが、それを書くならGoogleDocsとEvernoteにした方が良いですね。また、Evernoteのセキュリティを警告するような内容のブログも有りましたが、Evernoteについて言及されている内容が薄いので表題と内容が不一致。
ちなみに欲望リストとは私が欲しい(行きたいところ)と思っているものを画像で保存してます。ピンは数千円の万年筆からキリはBMWのX6シリーズ(1200万)など(笑)。引き寄せの法則にならって作りましたので結果が楽しみです。
Evernoteの活用(Output)方法はまだまだ考察の余地がありそうですね。情報や思いがたまったらまた書きます。ブログで紹介したiPhoneアプリになどの利用感も今後書いていくつもりです。ご質問等々ありましたらTwitterの@ryusukesatoまで御気軽に。
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